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7月8日、鹿島神宮の参道につづく門前「大町通り」に、鹿島アントラーズがこれまでに獲得したタイトル「20冠」を表す星をあしらった横断幕(1枚に星2つをあしらった横断幕計10枚で星20個)が「1日限定」で掲示されました。
この取り組みは、鹿嶋市商工会青年部の山町浩信さんがJリーグのシーズン中断が決まってすぐに「コロナ禍の中でも、なにかできることを」と企画しました。
しかし、準備を進める中、4月に緊急事態宣言が発令され中断に。さらに、遠方のサポーターにも協力を仰ぐことが難しくなりました。
Jリーグのホームの再開が7月8日に決まると、早速、中断していた横断幕の制作に動き出しました。
しかし、三密は厳禁。
多人数ではできないことから、山町さんは近隣に住むサポーター約20人弱で地元小学校の体育館を借りて制作することに。
制作にあたっては、コロナ対策のため、必ず検温と消毒をして作業を開始しました。
少ない人数ながらも、ミシンで布を縫い合わせたり、下地にマスキングテープを貼るなど分担して作業を進めます。
そして着色。
色はもちろん、ヴィクトリーゴールド。
密にならないように、気をつけながら作業を進めます。
最後に、ハトメを付けてついに完成!
約6時間をかけて10枚の横断幕が出来上がりました。
出来上がった横断幕は、7月8日、ホーム再開に合わせ各商店の皆さんの協力を得て、1日限定で鹿島神宮前の大町通りに張り出されました。
構想から約4カ月。Jリーグの中断期間を乗り越え、ついに完成した横断幕。
山町さんは「やっとJリーグが再開できたが、スタジアムで声を出して応援ができない。横断幕で選手にエールを送りたい」と話します。
また、この横断幕は18日以降のホーム試合でスタジアムに掲出されます。