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9月13日と14日、大野中学校にてオリンピック・パラリンピック競技のトップアスリートを「夢先生」として招き、特別授業と講演会を行う鹿嶋市オリンピック・パラリンピック教育推進事業(JFAこころのプロジェクト「夢の教室」)が行われました。
13日は、アテネオリンピックにハンマー投げ女子日本代表として出場した室伏由佳さんが、夢先生として2年1組と2年3組の生徒たちと交流しました。室伏さんは高校生の時、円盤投げに挑戦し2年生で全国大会優勝。大学進学後も全国大会で優勝を飾るなど輝かしい実績を残しました。しかしその裏では常に「鉄人」と呼ばれた父・重信氏と比較され、それがプレッシャーとなり成績が伸び悩んだことや、父に反発してきたとのことです。
室伏さんは、体験談を交え「不安や不満に押しつぶされ上手くいかないときは、自分を変える勇気を持ち、相談できるキーパーソンを作ることが大切」と語り、人に発する・伝えることで、「これまで自分の中でベストな方法であると思っていたものでも、違う方法が見つかることがある」と生徒たちに続けて語りました。
父をキーパーソンとして、素直に受け入れることができた結果、室伏さんは22才からハンマー投げに取り組み、27歳で夢であるオリンピック出場を果たしました。
翌日14日は、元バスケットボール女子日本代表の池田麻美さんが、夢先生として2年2組と4組の生徒たちと交流しました。池田さんはこれまで2つの夢を叶えたとのことです。
1つ目の夢は小学生の時に思った「バスケット選手」、2つ目の夢は実業団入社3年目に思った「チーム日本一」。そして選手を引退した現在は3つ目の夢、調理師免許取得を目指し飲食店の厨房で働いているとのことです。池田さんは生徒たちに「いくつになっても夢を持っていい」と笑顔で語っていました。
今年度の鹿嶋市オリンピック・パラリンピック教育推進事業(JFAこころのプロジェクト「夢の教室」)は終了となります。次回は来年度、小学校全校で実施予定です。
■ 室伏さんに教わりながらハンマー投げの投てきを実演する生徒
■ 夢の教室「トークの時間」の様子
■ 特別講演会の様子
■ 元バスケットボール女子日本代表の池田さんにシュートを教わる生徒